大人は、アメリカに住んでいようと、勉強をしなければ絶対に英語ができるようにはなりません。
私自身2014年からアメリカに住み7年が経ちました。最初の頃の点数は記憶に入れないようにしていたのでw全く覚えていませんが、当時はきっとToeic400点も取れていなかったかもしれません。2022年の今、900点を目指して勉強してきましたが未だに取れていないのは恥ずかしいです。ただ、2020年から比べると飛躍的に英語の記事を読む分量が上がりました。日常生活で聞き取れない言葉はゼロになったし、もしまたToeicをうけたら点数が上がっていたらいいなと思います。
振り返ると座学で勉強+毎日仕事で英語を使用している時が最も英語力が伸びた期間でした。この記事では、大人になってから英語の勉強を始めて英語を克服した主人から言われ続けている勉強法をまとめました。
英語学習に最も重要なこと
継続!毎日必ず30分時間をとる
毎日30分で良いので継続して勉強すると良いです。辛いですが、朝が一番効率的だといいます。一番やりたくないことを終わらせてから1日を始めましょう。
私は自分で管理ができないので、アプリを活用して勉強する仕組みを作っています。Studyplusでは勉強した日々チェックマークをつけてくれます。トイレトレーニングのシールのように、ぷち達成感を味わえます。チェックがつかない日をあとで振り返ってみてみると、反省でしかありません。
英語学習はすぐには結果が出ないので、諦めずに長い目で頑張ることが大切です。
リーディングの精読多読
リーティングの精読多読には、文法力、語彙力、処理力全てが揃っています。主人から言われているやり方については下記に詳しく記載しています。
効率の悪い勉強法
ひたすら新しい問題を解き復習しない、英語のコンテンツを流し聞き
解くだけではなんの意味もありません。のちに詳しく書きますが、復習として精読多読をすることで初めて英語を自分のものにできます。
英語のコンテンツの流し聞きは、ある程度の英語力がついてからなら良いですが、初心者がなんとなくやっても分かっているようで分かっていません。
英単語帳の1文1文を、丸暗記しようとする
英単語帳をやるときは、1文を濃く覚えるよりも、1章を薄く繰り返し音読した方が圧倒的に効率的です。
とりあえず喋る場に出る、日記を書く
自分が喋れる言葉、書ける言葉は、自分の英語力の範囲だけです。そもそもリーディング力と単語力が低い場合、どれだけスピーキングやライティングに時間をかけても、自己満足で子供じみた英語をでしかありません。
英語でのコミュニケーションを学ぶという意味では、喋る場に出て、話を広げるスキルは非常に重要ですが、ただ、英語力がない状態でカジュアルな場に行っても、結局薄くて当たり障りのない薄い自己紹介や日本の話とかになり意味がないです。体感的に、喋る場に行って意味があるのはToeic750点超えくらいから。
効率のいい勉強法、3つの柱
1:やり直し英文法
ある程度文法が分かっていないと、リーティングもリスニングもできるようにはなりません。その状態ではスピーキングもまず上達はしないでしょう。私はひろ前田さんの文法書を読み、基礎文法を勉強し直しました。名著!
2:語彙力
単語張を薄く長くやる。私の場合はDUO3.0をさらっと音読するのを何周もやりました。いつの間にか頭に入ってきます。名著!
3:リーティング多読精読
英語学習の全てが詰まっています。一番辛いフェーズです。勉強パートは大きく2つ。精読 : 30分 /多読 : 15分〜30分 です。
- 最初の7日間は精読を7文章やる
- その後、平日のうち3日間は多読、2日間は精読に当てる(1週間で2文章は開拓する)
- 可能であれば、精読の日も多読を1回 x 1周できると効果は高い。ただし45分くらいかかる
精読
30分〜60分かけて文章をじっくり分析・解析する。時間を気にせずじっくり読む。文章構造・単語を100%を把握する。わからない文章はそのまま放置しない、SVO・修飾が100%理解できるまでなんども繰り返し分析する。
精読の方法
- 英語の精読はSVO、修飾、単語の3つがほぼ全てと言っても過言ではない
- SVOを常に意識する
- The person I am looking for is Kevin who knows this solution well.
- The person I am looking for : S
- is : V
- Kevin who knows this solution well : O
- The person I am looking for is Kevin who knows this solution well.
- 修飾節(形容詞節・副詞節)に特に気をつけて読む。必要であればスラッシュを入れるのもおk。
- The person [ I am looking for ] : The Personを修飾
- Kevin [who knows this solution well ]: Kevinを修飾
- 修飾節(形容詞節・副詞節)がわからなければこの本を参照
- わからない単語は全て調べる
- 単語に関しては意味を書き込んでもおk
- 書き込み
- 単語の意味とスラッシュ程度。基本はあまり書き込まず、必要最低限。
精読の時間配分
- 1−5分:まずは問題数 x 1分の範囲内で問題を解く
- この時の正答率は目安になる。全問正解なら簡単。多読の対象にしなくてもいい
- 1問でも間違えれば多読の対象。最低20多読はしたほうがいい
- 半分以上間違えるようであれば難しい文章。50多読はしたほうがいい
- 全問間違えるようなら、それは勉強という意味で良文。100多読してもいい
- 5分 – 15分
多読
精読した文章を自分の血肉にする作業。脳みそで理解するのではなく、目や耳に瞬間的に理解させるための訓練というイメージ文章がわかったつもりでも、筋肉に染み込ませるためになんどもやる。多読に限らず反復、頭ではなく筋肉に理解させるのは勉強の基本。毎日、精読済みの文章に触れることが英語力を長期的に大きく伸ばします。
多読の方法
- 1つの文章がわかるのに、最低20多読は必要(簡単な文章)
- 始めといた時に難しいなと感じた文章は50多読は必要
- 文章ごとに何回読んだかを記録するのは良い。僕の場合は「正」の字を書いて、それが4つ溜まったら捨てるケースもある
- 常に精読済の文章を7−10は持っておく。できるだけ自分が難しいと感じる文章を多読候補に入れておく。簡単な文章を多読しても意味がない。難しい文章を多読すると力が上がっていく
- もう多読はいいかなという文章(20回〜50回)は常に入れ替える。1つ捨てて、1つ新たに組み込む。常に自分が難しいなと思っている7−10文章をキープしておく
- それゆえ、精読はずっと続ける。最終的にTOEICで当てはめるなら100文章くらいの精読が必要
多読の時間配分
- 精読済み1文章を1−3分程度でさらっと読む。それを3−5回繰り返す。精読していれば速読でも意味が頭に入ってくるはず。SVOと修飾を100%理解していることに気をつける
- 合計で7文章ほどを読み込む
- 1回読むのを3-5周ではなく、3−5回読んで次の文章へ行く。7つの文章を1周する。
- 5回 x 7文章で35分
- もし読んでいて、意味がちょっとでもわからなければ立ち止まって精読作業をする。
英語学習をより効果的にする為に
外部指標を儲ける
自分がどれだけ成長したのか、外部指標を設ける事で自己満足から脱却できます。TOEFLでもTOEICでもなんでも良いので、定期的に本番テストを受けて自分の位置がどこにあるのか計りましょう。
アメリカではToeicが月一でやっているので、私はToeicを定期的に受けていまいた。Toeicの点が取れても英語ができるようにはなりませんが、Toeicの点が取れなくて正確な英語が出来る人はいません。それだけToeicには文法の基礎とリーディングの速読力が求められています。
英語で学び、アウトプット
ある程度基礎ができたToeic850点レベルになって、ようやく英語で学ぶことが出来るになってきました。それまでは知識は日本語で学んだ方が圧倒的に効率が良かったです。
自分の興味のあるデザインの記事や本、ニュース等。先述したリーディングの精読多読を毎日30分に追加して、英語のYoutubeや記事を読み、学んだことをブログにアウトプットしていきたいです。
こどもには
私がここまで苦しくて悲しい英語、息子には辛さを味あわせたくない。。アメリカ産まれの息子は、4歳半になって突然英語をペラペラ話し出すようになりました。もちろんネイティブほどではありませんが。羨ましい。
子供の頃から英語を習得することは、子供の一生の財産になりますね。いろんなバイリンガルの本、バイリンガルの経験談を聞いたところ、この二つが良いらしいです。
-8才までに英語に十分に触れて、8才時点で英語に触れる環境にいる
または
-学生時代(中高大)の英語圏の経験
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