オンボーディングデザインを作成する(UXデザイン)

一般的に平均して4人に1人のユーザーが、アプリを1回だけ使用した後に放棄するという統計があります。それほどユーザーが初めてサービスに触れる際の体験や第一印象は重要です。

一度はサービスを使いたいと思ってダウンロードしてくださった筈のユーザ様ーが、2度とサービスに来てくださらなくなるのは、ユーザー様が期待した範囲内で、満足いく結果を得られなかった可能性が高いです。2度目に来ていただくためには、彼らがサービスに触れて、より早く、良いものにたどり着かせてあげることが重要です。

UXデザイナーの目標は、ユーザーが目標をすばやく簡単に達成できるようなプロセスを作成することです。ジャーニーマップと共感マップを、データによって作成し、ユーザーの問題点を特定するのが一般的です。

オンボーディングをユーザーの価値に結び付ける

サービスがユーザー様のニーズを満たすのに最適である理由を感じて頂く必要があります。第一印象が非常に重要で、価値を感じていただくことが出来ないと2度とサービスを使ってもらえません。

オンボーディングの適切なサイズ感

サービスに訪れてくださったユーザー様を、可能な限り早くに、満足のいく瞬間に導くことに焦点を当てます。その為に、ユーザー様にとってのコアなバリューを選び出し、それを端的にストレス無く提示して差し上げることが重要です。ぺルソナやサービスに応じてサイズと体験を調整します。

サービスがシンプルな場合は簡単な紹介で十分です。より詳細な情報が必要な場合は、オンボーディングをアプリエクスペリエンス全体でガイドするプログレッシブオンボーディングを採用することを検討しましょう。

基本的にユーザーはチュートリアルを読まないので、可能な限りシンプルに留めましょう。ユーザーに考えさせてはいけません。そして必要に応じて、ユーザーがオンボーディングをスキップする選択肢を作りましょう。ヘルプなどからチュートリアルに戻れるようにしてあげることも忘れてはなりません。

オンボーディングのタイミング

アプリケーションをインストールするタイミングは人それぞれですが、オンボーディングをするタイミングやシチュエーションを考察します。

デバイス、シチュエーション、時間帯、忙しさなど、環境要素も重要です。

メンタルモデルを基盤として設計

メンタルモデルとは、製品またはエクスペリエンスがどのように動作するかについてユーザーが形成する期待です。子供がテレビをスワイプしようとするように、ユーザーは、過去に慣れているデザインを新しい製品に対しても無意識のうちに重ね合わせようとします。

使いやすさを最大化するためには、メンタルモデルを基盤として設計することが重要です。ユーザーの期待値とデザインにギャップが大きいとコンバージョンが減少する可能性があります。

既存で成功しているデザインを参考にすることは、コア機能の有用性をテストをする手間が省けるので理にかなっています。

オンボーディングの種類

ユーザー調査とユーザーテストを行い、そのサービスに最適なアプローチが、簡単な紹介チュートリアルなのか、より深いガイド付きエクスペリエンスなのかを判断します。

簡単なチュートリアル

ニッケルツアー:アプリを立ち上げてすぐに、基本を説明するいくつかの画像をスワイプして進んでいきます。ユーザーは真剣に読んでいないことが多いです。

ハウツービデオ:動画と音声で解説します。

ガイド付きエクスペリエンス

ウォークスルー、ツールチップ、コンチマーク:ダッシュボードなどで、それぞれの機能に吹き出しなどが出て順番に説明をしていきます。(Walkme、Nickelled)

タスク:何かがユーザーの心にとどまるための最良の方法は、ユーザーが実際にそれを行うことです。

プログレッシブオンボーディング:新しい機能に到達するたびに解説を出していきます。そして進捗があるたびに達成感を与えてきます。Duolingoなどが採用。

体験を習慣化

サービスに2度目に訪れていただくために、オンボーディング経験を複数回に分けてコンテンツ化することも効果的な可能性があります。その場合、1回目の経験が非常に大切になってきます。ゲーミフィケーションを取り入れて、最後にはお楽しみをお届けします。

ペルソナが複数回仕事中にやるものであれば、土日を跨ぐ可能性があることも考慮に入れましょう。